💡 なぜ今“年会費値上げラッシュ”が起きているのか
2025年に入り、クレジットカードの「年会費値上げ」や「特典改定」が相次いでいます。
背景には、旅行・保険・マイル特典のコスト上昇や円安による海外サービス費用の増加などがあります。
特に外資系(アメリカン・エキスプレス、Marriott Bonvoy など)は、海外基準の価格改定を日本にも反映し始めており、
これまでの年会費感覚が通用しない時代に突入しています。
📊 2025年に年会費が値上げされた主要カード一覧
| カード名 | 改定前年会費 | 改定後年会費 | 適用時期 | 主な改定内容 | おすすめ対応策 |
|---|---|---|---|---|---|
| Marriott Bonvoy® アメックス・プレミアム | 49,500円 | 82,500円 | 2025年11月以降 | 無料宿泊特典強化・ステータス特典拡充 | 特典を使わない人は一般カードへダウングレード。宿泊1泊以上利用なら維持価値あり。 |
| アメックス・ビジネスゴールド | 36,300円 | 49,500円 | 2025年5月 | ビジネス優待・空港ラウンジ拡充 | 経費計上できる法人は維持可。個人利用中心ならビジネスグリーンへ切替。 |
| 三井住友カード(ゴールド/プラチナ) | 実質4,400円~ | 5,500円~(割引廃止) | 2022年10月 | WEB明細割引廃止=実質値上げ | 年100万円利用で年会費無料を維持。利用額を意識してキープ。 |
| 九州日本信販 JCB提携カード | 無料 | 1,375円 | 2026年1月~ | 無料→有料化 | 年会費分の特典が薄い場合は解約推奨。 |
| 百五銀行「105 BESTIO」カード | 無料(推定) | 有料化予定 | 2025年12月 | 特典見直し・改定 | 銀行利用が多い人は維持。利用頻度が低いなら他社カードへ切替を。 |
🔎 年会費値上げの裏側にある3つのトレンド
- 特典の「実質値上げ」
年会費据え置きでも、無料宿泊や空港ラウンジの条件が厳しくなるケースが増加中。 - 高付加価値カードへのシフト
「無料カード→ゴールド」「ゴールド→プレミアム」へと会員を誘導する戦略が進行。
カード会社は、よりロイヤルカスタマー向けに特典を集中させています。 - 国内でも外資基準が反映
アメックス系や外資ホテル提携カードでは、米国基準の価格体系に統一する動きが進行中。
🧠 読者が今すぐ取るべき3つの対策
① ダウングレードで賢く維持
同ブランド内で下位カードに切り替えると、
年会費を下げつつポイントや一部特典を維持できることがあります。
例:
Marriott Bonvoy プレミアム → 一般カード
Amex ビジネスゴールド → ビジネスグリーン
💬 ポイント:解約前に「カード切替手続き」で特典を残す選択肢を確認!
② 「年会費 ÷ 特典価値」で損得を数値化
年1回の無料宿泊やラウンジ利用などを金額換算し、
年会費を上回る価値があるかを見極めましょう。
| 例 | 推定価値 | コメント |
|---|---|---|
| 無料宿泊特典(Marriott Bonvoy) | 約45,000円相当 | 1泊でも元が取れる可能性大 |
| 空港ラウンジ年3回利用 | 約10,000円 | 出張が多い人は維持推奨 |
| マイル還元率アップ | 年1万マイル=約10,000円価値 | 年間利用額次第で損益分岐点が変動 |
③ 乗り換え候補をリストアップしておく
値上げしたカードを解約しても、同等特典を維持できる無料カードは増えています。
特に人気なのは以下の3枚👇
- 三井住友カードNL(年会費無料・最大5%還元)
- JCBカードW(常時1.0%還元・海外利用特典あり)
- 楽天カード(SPU+で実質還元率2〜4%)
🔗 次の記事:「【2025年最新】年会費無料でも特典が強いおすすめカード3選」
📈 まとめ:値上げは“改悪”ではなく“選択”の時代へ
2025年のクレジットカード市場では、
値上げ=悪ではなく「どの特典に価値を感じるか」が判断基準になります。
- 頻繁に旅行・出張する人:高付加価値カード維持でOK
- 利用頻度が低い人:ダウングレードまたは解約
- 新規検討者:年会費無料+還元重視型を選択
✅ 結論:使う人にとっては“実質値上げ”ではない。
自分の利用スタイルに合うカードを見直すことが、賢いお金の使い方です。
